コーチは聖人君子ではない

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コーチは聖人君子ではない

2019年09月02日  
コーチングとは、相手に自発的な行動を促し、成長させ、潜在能力を解放し、最大限に力を発揮させるコミュニケーション手法のことです。※スポーツにおけるコーチとは異なります。

しかし、コーチングという仕事は、まだまだ発展途上で認知度も高くありません。

アメリカでは、一般的に利用されているコーチングですが、日本では普及していないのが現状です。

しかし、最近1on1ミーティングや企業などでコーチングを取り入れるケースが増え、少しずつコーチングを受けたいと言う人も増えてきました。

私もコーチとして活動している知り合いが少しずつ増えてきました。

その方達と話をしていて思ったことがあるので、ちょっと書かせていただくことにしました。

コーチングに対する誤解

コーチングを誤解している人が多くいます。

コーチは、相手の可能性に注目し、行動を促すコミュニケーションのプロ。

つまり、コーチ自身が人生の達人で経済的にも成功者なのだと。

経済的に成功している人が良いコーチで、そうでない人は悪いコーチなのだと。

また、コーチングを受けさえすれば自分も成功できると。

こんな誤解している人があまりにも多い!

ビジネスや人生は、行動さえすれば成功するほど甘いものではありません。

にも関わらず、お客さんの中にはコーチング中に自分の弱みを指摘され、怒ってお金を払わず消えてしまうこともあります。

コーチングという職業はあまり稼げる仕事ではないのですが、それでも忙しい時間を割いてクライアント(コーチングを受ける人)のために全力で向き合っています。

それにも関わらず、相手から嫌われてしまうと流石に落ち込みます。

目の前のクライアントに自分の力で人生をよくして欲しくて、全力でコーチングをして、それでも否定される。

まるで自分の人生を否定されたような気持ちになることもあります。

コーチだって人間です。

誰かの役に立ちたいというビジョンはあっても、うまく行かなければ落ち込みますし、腹の立つこともあります。

相手を導く仕事をしているからと言って、聖人君子という訳ではないのです。

コーチングは、コーチが自分の問題を解決し、自分を幸せにしてくれるサービスではありません。

コーチとはどんな人間か

コーチを継続している方は、傷ついても、稼げなくても、嫌われてしまったとしても、それでもクライアントの役に立ちたいという素晴らしい方ばかりです。

私が知る限り、稼ぎたいという理由でコーチングを始めた人は全て挫折して活動を辞めてしまっています。

コーチという職業は、甘い職業ではありません。

一回一回のコーチングを全力で向き合います。

そのために、普段から自分の人生と真剣に向き合って生きています。

それだけ真剣に生きていてもあまり稼げないのですから、「誰かの役に立つ!」という信念が行動のモチベーションになっているわけです。

また、コーチ自身も完璧な人間ではありません。

そこで多くのコーチは、自分自身にもプロのコーチを付けている場合が多いです。

自分がコーチングの価値を知っているからこそ、高いお金を払ってでもコーチングを受けようと思うのです。

・コーチとして未熟な点がないか
・自分は本当に誰かの役に立てているか
・より多くの人の役に立つには何をすべきか
・自分はコーチング活動をしていて幸せか

など、多くの疑問に答えをだし、自分がプロのコーチとして高みに到達するサポートをしてもらっています。

しかし、あまり稼げていないにも関わらず自分にコーチをつけるのですから多くのコーチは複数仕事をしていることが当たり前になっています。

毎日忙しくても誰かの人生をよくする手助けをし、

自分自身を成長させるための自己投資を惜しまず、

誰かの役に立ちたい、

困っている人をサポートしたいと、

そんな信念を元にコーチング活動をしています。

にも関わらず、コーチングに専念していないと、その程度の実力かと侮られることもしばしばあります。

実際に実力がないのかもしれませんが、他の仕事に比べ専業にすることが難しい仕事でもあります。

コーチの実力は肩書きではなく、スキルと人格で評価されるべきです。

コーチングにはどんな価値があるのか

コーチングというのは、クライアントの代わりに問題解決をする仕事ではなく、クライアントが最大限の能力を発揮するサポートをすることが役割なのです。

もしかしたら、「結局自分が頑張って問題解決するんだったらお金を払う価値ないよね」と思ったでしょうか?

断言しますが、そんなことはありません!

多くの人は、勇気をくじかれたり、思考の枠を制限しすぎたりしていて、自分の能力を最大限に発揮できていません。

私たちには、もっと価値を生み出せるだけの能力が備わっています。

私たちは、もっと自由に生きるだけの能力が備わっています。

私たちは、もっと自分や世の中を幸せにするだけの能力が備わっています。

その能力を最大限発揮できるようにするのがコーチングの価値なのです。

「今、この瞬間も自分の能力を最大限発揮して過ごせていますか?」

自信を持って「Yes」と答えられない全ての人にコーチングが必要なのです。

自分の能力を最大限に発揮することに価値を見出せないのは、「失敗しない=素晴らしい」という方程式を当たり前だと思っているからではないでしょうか。

だからこそ、チャレンジしない文化が生まれ、チャレンジしないからこそ自分の能力を重要視しなくなるのです。

日本人は誰かに課題解決をしてもらうことに慣れきってしまっていて、自分で物事を解決しようという人が少ないように感じます。

この現状を誰かが変えなくてはいけません!

私たちがより幸せに生きるために、自分の人生の責任は自分が負うようにしなければなりません。

そのサポートをする職業がコーチなのです。

世の中を、家族を、自分の人生を、より良くしたいと思う全ての人に必要なのがコーチングなのです。


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