コーチングの質問はこうやれ!プロコーチが語る質問のやり方とは

ノウハウ

コーチングの質問はこうやれ!プロコーチが語る質問のやり方とは

2019年07月30日  
コーチングが注目されつつある現在。

不安定な世の中で、自分の生きる軸を見失っている人がコーチングを求めています。

そんな中、コーチングを学びたいという人も増えつつある。

コーチングは、質問により相手に気づきややる気を促すコミュニケーションスキル。

しかし、どんな質問をすればいいのか。

コーチング初心者にとっては鬼門。

具体的にどんな質問をすればいいのか?

編集部はコーチングのプロである、株式会社ゆうつく代表の森本コーチにやり方を聞いてみました。
【株式会社ゆうつく 代表取締役社長 森本竜治】1987年生まれ。プロコーチ 。コーチングを学べるオンライン学習サイト「ProCoach」を運営してる。
  • 編集部
  • 森本さん、今日はよろしくお願いします!

  1. 森本コーチ
  2. よろしくお願いします。


  • 編集部
  • 早速ですが、コーチングって質問することがすごく大切だと思うんです。
  • でも、何を聞けばいいかよくわからなくて・・・。
  • 質問のやり方を教えてください!

「質問」の意味

  1. 森本コーチ
  2. そもそも質問とは、「わからない」ことを相手に聞いて「答えをもらう」ことなんですよ。
  3. 回答者がちゃんと答えを持っていればすぐに回答しますが、持っていない場合は「答えを考えて」答えようとしますよね?
  4. この考えるという行為が、新たな気づきを促すんです。

森本コーチによれば、質問には二種類あるという。

1.事実を確認する質問:
回答者が知っている事実を確認する質問です。

「日本の首相は誰ですか?」など、知識として知っているか知らないかを確認します。

2.考えを深掘りさせる質問:
明確な答えがなく、回答者に考えてもらうための質問です。

例えば、「あなたが人生で絶対に成し遂げたいことは何ですか?」など、客観的事実と異なり、多くの解釈を聞く質問などです。

質問し、考えさせることにより、本質を理解することの手助けをします。

  1. 森本コーチ
  2. 例えば、学校の先生が「三角形の面積は底辺×高さ÷2の公式で求まる」と言えば生徒は、そうなんだと思ってそれ以上考えようとしないじゃないですか。
  3. ところが、「じゃあ、何でこの公式で面積がわかるの?」と質問すれば、生徒は理由を考え始めますよね?
  4. これが本質を理解させるということです。
  5. ちなみに、何で三角形の面積が底辺×高さ÷2なのかわかりますか?(笑)

  • 編集部
  • え!?
  • あ・・・、うぅ。
  • よくわからないです(笑)

当たり前だと思っていたことも、意外と本質を理解していないケースが多いらしい。

実際、私も上手く説明することができずにモヤモヤしてしまいました。

よく”常識を疑え”と言われますが、要するに自分の頭で考え本質を理解することが大切なのだそうです。

  1. 森本コーチ
  2. 人は誰でも、固定観念を持っています。
  3. しかし、コーチは質問により固定観念をぶち壊し新しい気づきを与えることができるんです。

「質問」の基本とは

コーチングでは「すべての答えは相手の中にある」という考え方を前提としています。

この考えを無視して質問をすると、自分の欲しい答えを相手に言わせるだけになってしまいます。

  1. 森本コーチ
  2. マネジメントに悩んでいる方にコーチングのやり方を教えるのですが、多くの人が誘導尋問してるだけなんですよ。
  3. 部下もそれに気がついていて、「とりあえず上司にこう言っておけば納得するだろう」って答えを言う。
  4. 何の気づきも与えないまま終わるので、当然行動も変わらないという悪循環になるんです。
  5. 従来型のマネジメントでは「答え」を上司が提供するので、相手の中から答えを引き出すということに慣れていません。
  6. 「相手の中にある答え」を質問によって「どのように引き出す」かを意識することが大切なんです。

意識すると言っても上手くできているかどうかよくわからず中々難しい。

そこで、質問の参考例を教えてもらった。

1.拡大質問と特定質問(オープンクエスチョンとクローズドクエスチョン)
「はい」「いいえ」で答えられる質問が、特定質問(クローズドクエスチョン)

(例)昨日お客様にお礼のメールは送りましたか?

「はい」「いいえ」で答えられない質問が、拡大質問(オープンクエスチョン)

(例)お客様にどんな情報を提供したら喜ばれるでしょうか?

  1. 森本コーチ
  2. 事実を確認する時にはクローズドクエスチョン。
  3. しかし、コーチングでは相手に考えさせ気づきを促すためにオープンクエスチョンを使います。
  4. 質問自体も大切ですが、相手が安心して何でも話せる雰囲気を作ることも大切ですね。

2.未来質問と過去質問:
過去に起こった出来事について聞く質問が過去質問。

(例)昨日は営業先でどんなことを話したんだ?

未来の目標達成に向けて聞く質問が未来質問。

(例)明日ご訪問するお客様にはどんなことを話すつもりなんだ?

  1. 森本コーチ
  2. 例で紹介したように上司が「営業先でどんなことを話したんだ?」と質問すると、部下は詰問されているように感じると思いませんか?
  3. そうすると部下は言い訳探しを始めます。
  4. コーチングに慣れていない人は、過去について聞かず未来について質問するといいでしょう。

3.肯定質問と否定質問:
肯定的な語句を使って行う質問を肯定質問。

(例)何をしている時が幸せですか?

否定的な語句を使って行う質問を否定質問。

(例)逃げ出したいと感じていることは何ですか?

  1. 森本コーチ
  2. 上司から「何から逃げてるんだ?」と聞かれると、怒られた!と感じますよね。
  3. 私ならそう感じます(笑)
  4. 否定質問は価値観を明確にできる強力なツールですが、使いどころを間違えると相手を萎縮させてしまいます。
  5. やはり慣れていない人は、否定質問を使わず肯定質問を使うようにしてください。

  • 編集部
  • なるほど〜・・・。
  • 私、やっちゃいけない質問をたくさんしてました。
  • ショック・・・。

  1. 森本コーチ
  2. とにかく反復練習あるのみです!(笑)
  3. ただし、正しいコーチングができているか定期的にプロにチェックしてもらった方がいいですね。
  4. 自分ではできているつもりでも、逆効果だったということもありますから。

コーチングを当たり前に受けられる世の中にすることをビジョンに掲げる森本コーチ。

まだまだ、コーチングの夜は明けたばかりだという。

頑張ってください森本コーチ!

みんながコーチングのスキルを身につけたら日本は絶対もっとよくなる!


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